「市立函館博物館友の会 令和6年度総会」を、令和6年4月27日(土)に実施しました
「市立函館博物館友の会 令和6年度総会」を、4月27日(土)午後1時より函館市地域交流まちづくりセンタ-会議室で実施し、会員11名が参加しました。
また、総会後に学習会を開催し、公立はこだて未来大学名誉教授 川嶋稔夫先生に「函館の文化財を撮影して思うこと」について、講話していただきました。
令和6年度総会(概要)
総会次第に従い、会長挨拶、議長選出に続き、下記の議案について討議を行い、対象案件は全て承認されました。
- 令和5年度事業報告:事務局が「例会・講座等の開催」や「博物館事業の後援・協力」や「総合博物館将来構想などの研究」などについて報告を行う。
- 令和5年度決算報告及び監査報告:事務局が「収入の部」と「支出の部」の各項目について報告を行う。収入決算額370,111円、支出決算額152,302円、次年度繰越217,809円。 監事が監査報告を行う。
- 令和6年度事業計画(案):事務局が「例会・講座等の開催」や「博物館事業の後援・協力」や「総合博物館将来構想などの研究」などについて説明を行う。なお、「総合博物館将来構想の研究」では、市民の関心の醸成への具体的な実践(現代的な課題についてのミニ展示企画—)を検討する。
- 令和6年度予算(案):事務局が「収入の部」と「支出の部」の各項目について説明を行う。収入予算額361,809円、支出予算額361,809円。
講話「函館の文化財を撮影して思うこと」
公立はこだて未来大学名誉教授 川嶋稔夫先生の専門分野は、情報メディア学で、“私はどのような研究をしてきたか”、“函館ではどのような資料撮影をしてきたか”と“それらの撮影データはどのような価値をもつのか”の流れに沿って撮影されたデジタル写真を使い講話されました。
川嶋先生は、示唆に富む次の言葉を「むすび」とされました。
- 函館は博物館や図書館そして民間にある「モノ」を通じて我々のたどってきた道を想像することができる
-問い:「モノ」は我々の将来を想像するためになにかをもたらしてくれるだろうか - デジタル撮影、デジタル表示は有効な補助手段
- 行く末を想像するために必要なものがあるとすれば、それを文化財が担うことができるのだろうか。