「市立函館博物館友の会」とは
1970(昭和45)年10月に設立以来、博物館を中心として、歴史・芸術・民俗・産業・自然科学などに関する知識を深めるとともに、会員相互の親睦をはかり、あわせて博物館活動の普及発展のために活動しています。
主な事業
- 学習会(講演会、研究発表など)を月例会として開催
- 市町村の史蹟・遺跡・施設見学などの実施(現在休止中)
- 博物館主催の常設展・企画展などの見学
- 博物館のボランティア活動
- 会報(年1回)・出版物の発行(博物館との共催)
沿革・歴史
▼をクリックすると展開します
1970(昭和45)年10月4日
1966(昭和41)年4月に開館した「市立函館博物館」を支援する目的で「市立函館博物館友の会」発足。同年11月、「市立函館博物館友の会会報 創刊号」発行。友の会初事業の日吉町遺跡発掘調査見学会開催。発足当時の会員数は75名で、同年10月時点で362名へ増加。
1971(昭和46)年~1973(昭和48)年
文化財見学会および博物館見学会(郷土資料館、北海道開拓記念館、恵山・川汲・木直の道南博物館)、香港・台湾の海外博物館見学会を実施。
1971(昭和46)年には、考古学研究会と自然保護研究部の2部会が誕生したが、南北海道自然保護協会が創立し、自然保護研究部は同協会へ継承。
1972(昭和47)年には、考古学研究者から要望が多くあった「サイベ沢遺跡報告書」や「函館志海苔古銭報告書」の増刷を実施。
1975(昭和50)年
友の会活動強化のため自然、文化、ゆたかな郷土愛をはぐくむ「はこだて」-自然と文化-」を創刊。(昭和53年10号発刊後は休刊)
1976(昭和51)年
「韓国の歴史と風俗をたずねて」(ソウル、慶州等)を開催。
1977(昭和52)年
「函館市民友好訪中団(上海、南京等)を主催。「幻想のシルクロードの旅」(タシケント、サマルカンド等)を開催。
1985(昭和60)年
「博物館めぐり」(伊達、白老等)を再開。創立15周年記念事業として博物館蔵「蠣崎波響図録」の作成・頒布。
1986(昭和61)年
「博物館見学の旅」(深浦、青森等)を開催。
1987(昭和62)年
「独眼竜伊達政宗を訪ねて」(仙台)を開催。
1992(平成4)年
「海峡ミュージアムの旅」(佐井、仏ケ浦)を開催。
1993(平成5)年
「南北海道の博物館と史跡見学会」(戸井、恵山、南茅部)を開催。
1996(平成8)年
「博物館見学の旅」(大沼、椴法華)を開催。
1997(平成9)年
「友の会通信」を創刊。(年に3号程度の発行)、初の定例会「蝦夷地の中世・十二館の興亡の謎」を開催。(当年以降、年4回程度の開催。友の会会員および博物館学芸員の研究発表の場とする。)「小樽交通記念館見学の旅」(余市、小樽)を開催。博物館所蔵「中里家資料」の整理ボランティアを実施。
1998(平成10)年
「岩手県立博物館見学の旅」を開催。定例会「函館水道創設の頃」を開催。「秋の博物館見学の旅」(江差、七飯)を開催。シンポジウム「中世の昔-古い箱館の成立と背景」を開催。
1999(平成11)年
「秋田県立博物館見学の旅」(秋田、角館)を開催。定例会「函館湾の貝類-人の暮らしと環境を考える-」を開催。「みちのく北方漁船博物館見学の旅」(青森)を開催。
2000(平成12)年
定例会「駒ヶ岳の噴火の歴史」を開催。「仙台市立博物館・多賀城歴史史料館見学の旅」を開催。平成12年12月1日時点の会員数172名。博物館郷土資料館の説明等業務(指定管理者)を受託。
2001(平成13)年
博物館友の会創立30周年祝賀会、記念講演会を開催。
2003(平成15)年
「定例会」(島崎藤村の来函と厚生院、中島三郎助より妻への手紙)の開催。「土方歳三資料館と東京都内博物館見学ツアー」の開催。
2004(平成16)年
「講演会」(ペリー箱館来航150周年に憶う)、「定例会」(街に拾う歴史-蠣崎波響素描集)を開催。「山形県博物館見学の旅」(山形県立博物館、酒田市・鶴岡市の施設)を開催。「研修会」①西部地区散歩(高龍寺)、②松前藩の参勤交代、③幻の資料見学会、④街に拾う郷土の歴史を開催。
2005(平成17)年
「研修会」(街に拾う郷土歴史講座) ①歴史散歩:亀田八幡宮、②五稜郭跡内の箱館奉行所遺構発掘調査見学、③発表会:箱館戦争と碧血碑余話、五稜郭と古武井熔鉱炉」を開催。「国立歴史民族博物館、伊能忠敬記念館等の見学会」を開催。「古文書講座」(古文書に見る箱館の歴史)を開催。函館博物館特別企画展にボランティア活動で参加。
2006(平成18)年
「江差・上ノ国の旧家、町並み、施設等の見学会」を開催。「講演会」(上ノ国勝山館の発掘から見えた道南の中世社会)、「街に拾う郷土の歴史発表会」(菅江真澄と箱館、社頭の図に見るアイヌの風貌)、「古文書解読講座」(古文書に見る箱館の歴史)を開催。
2007(平成19)年
「定例会事業」①歴史散歩(地蔵寺、外国人墓地等)、②香雪園の散歩とお茶会、③「街に拾う郷土の歴史発表会」(我が家のルーツを訪ねて択捉における初代駒井弥兵衛と漁場、同志社創立者新島襄の密航 日本の近代化を目指して)、「郷土の歴史講演会」(石川啄木の人生と短歌)を開催。「博物館見学の旅」(福島、会津若松の博物館・美術館)を開催。
2008(平成20)年
「見学会」(活火山恵山 景勝と下海岸の歴史と自然)を開催。「西部地域歴史散歩」(東本願寺、カトリック元町教会)を開催。「博物館見学の旅」北東北の歴史と文化を訪ねる旅(青森十三湖、平泉中尊寺、岩手県立博物館等)を開催。「歴史講座講演会」(知られざる箱館の外国人居留地について)を開催。「街に拾う郷土の歴史発表会」(ブラキストンの一生-函館の近代化に貢献した男、堤商会初出帆と北洋合同による日魯漁業の誕生)を開催。
2009(平成21)年
「道南の博物館等施設めぐり」(知内町郷土資料館、松前藩屋敷、松前城資料館等)を開催。西部歴史散歩「函館博物館特別展-アイヌの美-カムイと創造する世界」見学と函館公園巡りを開催。「東北地方の博物館と三陸海岸の旅」(岩手県花巻市・大船渡市立博物館、陸中海岸国立公園等)を開催。「郷土の歴史講演会」(動乱の幕末-開港から箱館戦争)を開催。
2010(平成22)年
博物館友の会が、函館市へ300万円の寄付と現博物館の全面改築を求める要望書を提出。(平成22年6月15日、博物館友の会会長から函館市長へ新博物館建設時の資料購入資金として300万円を寄付、函館市に対して現博物館を空調設備等の完備した博物館の全面改築を求める要望書を提出した。)
「北海道内の博物館等見学の旅」(しらおいポロトコタン、夕張石炭博物館、旭川市博物館、三浦綾子記念文学館、小樽市総合博物館、有島記念館等)を開催。「北斗市歴史散歩」(史跡松前藩戸切地陣屋跡、国登録有形文化財熊谷家、トラピスト修道院、新幹線茂辺地トンネル等)を開催。「特別史跡五稜郭跡内箱館奉行所見学会」「街に拾う郷土の歴史発表会」(旧大野町文月稲荷神社-松前章広公ゆかりの俳句額と道南の俳諧結社、ハイカラな街・函館-パブリックアートめぐり)を開催。市立函館博物館特別展見学会
(縄文の秘宝-世界遺産を目指す15遺跡と土偶)(企画展:幕末の動乱と蝦夷地への道)
2011(平成23)年
「北海道内の博物館等見学の旅」(北海道開拓の村、北海道開拓記念館、北海道大学総合博物館、北海道立埋蔵文化財センター、登別市郷土資料館、室蘭市民族資料館、伊達市開拓記念館、宮尾登美子文学記念館、洞爺湖火山科学館等)を開催。「北斗市歴史散歩」(郷土資料館、文月稲荷神社、水田発祥の地記念碑、箱館戦争台場山、箱館戦争戦没者墓:光明寺、新幹線工事現場)を開催。「元町公園地区歴史散歩」(旧北海道庁函館支庁庁舎、函館商人四天王像、宇須岸河野館跡、旧相馬邸、旧イギリス領事館)を開催。「会員発表会」(函館ゆかりの現代作家とメディアミックス、博物館への一つの思い)を開催。市立函館博物館特別展見学会(伊勢神宮と北海道)
2012(平成24)年
「北東北博物館施設等見学の旅」(八戸市博物館、史跡根城の広場、是川縄文館、二戸市歴史民俗資料館、田中館愛橘記念科学館、福田繁雄デザイン館・康楽館、大館郷土博物館、青森県立郷土館、三内丸山遺跡等)を開催。
「函館市内の博物館等施設めぐり」(縄文文化交流センター、史跡大船遺跡、戸井郷土資料館、史跡志苔館跡、北海道立函館美術館:夷酋列像展等)を開催。市立函館博物館企画展見学会(写された幕末・明治の函館)
「会員発表会」(私のルーツ探訪:駒井麗子氏)を開催。
2013(平成25)年
「研修旅行」(名古屋城、徳川記念館、博物館明治村、犬山城、からくり人形記念館、伊勢神宮)を開催。「道南の博物館施設等めぐり」(一本栗地主神社、七飯街歴史館、箱館戦争勃発の地等)を開催。「講演会」(博物館流「函館・街なか再発見」のススメ)を開催。「会員発表会」(願乗寺川物語)を開催。市立函館博物館企画展見学会(新島襄と幕末の箱館)
2014(平成26)年
「研修旅行」(奈良国立博物館、平城宮跡資料館、大極殿、法隆寺、東大寺、興福寺、京都国立博物館、二条城、維新ミュージアム霊山歴史館)を開催。
「道南の博物館施設等めぐり」(八雲町郷土資料館、八雲町木彫り熊資料館、ピリカ旧石器文化館、瀬棚郷土館)を開催。「講演会」(函館とアイヌ文化)を開催。「会員発表会」(モースの見た函館、「おまけ」で「おまけCD」を聴くの巻)を開催。市立函館博物館特別展(五稜郭築造と箱館戦争)(企画展:新収蔵資料展)
2015(平成27)年
「山形・宮城県の博物館を訪ねる旅」(米沢市上杉博物館、仙台地底の森ミュージアム、仙台市博物館、仙台市歴史民俗博物館、多賀城跡、東北歴史博物館、松島瑞巌寺、円通院と観瀾亭)を開催。「道南の博物館施設等めぐり」(開陽丸記念館、歴まち通りの散策、江差追分実演と体験学習、法華寺八方睨みの龍、江差歴史資料館)を開催。「講演会」(市立函館博物館とサイベ沢遺跡)を開催。「会員発表会」(蝦夷開拓を目指した坂本龍馬)を開催。市立函館博物館特別展見学会(千島樺太交換条約とアイヌ)
2016(平成28)年
「道南の博物館等施設めぐり」(木古内町郷土資料館、佐女川神社、新幹線木古内駅・構内、横綱記念館、青函トンネル記念館)を開催。「講演会」(道南十二館時代の謎)を開催。「会員発表会」(世界史の中の箱館)を開催。
2017(平成29)年
「研修旅行」(秋田県男鹿市・秋田市の博物館、青森県弘前市・青森市の博物館等)を開催。「道南の博物館等施設めぐり」(厚沢部町郷土資料館、館城史跡公園、北斗市郷土資料館、七飯歴史館)を開催。「会員発表会」(1868年(慶応4年)の箱館と五稜郭)を開催。
2018(平成30)年
「東京国立博物館施設等を訪ねる旅」(東京国立博物館、はとバスツアー、江戸東京博物館、両国国技館、相撲博物館)を開催。「道南の博物館等施設めぐり」(勝山館跡ガイダンス施設、勝山館跡、旧笹浪家住宅、八雲町熊石歴史記念館、森町郷土資料室、森町遺跡発掘調査事務所:鷲ノ木遺跡)を開催。「講演会」(五稜郭築造計画の変遷)を開催。「会員発表会」(箱館戦争と碧血碑)を開催。
会 則
(名称)
第1条 本会は、市立函館博物館友の会と称し、本会を函館市末広町4番19号
函館市地域交流まちづくりセンターに置く。
(目的)
第2条 本会は、博物館を中心として、歴史・芸術・民俗・産業・自然科学などに関する知識を深めるとともに、会員相互の親睦をはかり、あわせて博物館活動の普及発展に寄与することを目的とする。
(事業)
第3条 本会の目的を達成するため次の事業を行う。
(1)講演会・研究会・見学会など。
(2)会報および出版物の刊行・頒布。
(3)その他必要と認める事業。
2 本会は、博物館の行う事業・運営に協力する。
(会員)
第4条 本会の会員は、次のとおりとする。
(1)普通会員本会の目的に賛同し、事業に参加する個人および団体。
(2)特別会員本会の目的および事業に賛同し、会の発展に供する個人および団体。
(会費)
第5条 本会の会費は、次のとおりとする。
(1)普通会員 年額 2,000円
(2)特別会員 年額 10,000円
2 本会の会員は、前項の規定による会費のほか、特別の事業に参加する場合は実費を納めるものとする。
3 会員が途中で退会しても、会費の払戻しはしないものとする。
(会員の特典)
第6条 本会の会員は、次の各号の特典を受けることができる。
(1)本会の発行する印刷物の配布を受けることができる。
(2)博物館の発行する印刷物の配布を受けることができる。
(3)本会の行う事業に参加できる。
(役員)
第7条 本会に次の役員を置く。
(1)会長 1名
(2)副会長 若干名
(3)理事 若干名
(4)事務局長 1名
(5)監事 2名
2 役員は総会において選出する。但し事務局長は会長が委嘱する。
3 事務局長は理事会に参画する。
(役員の任期)
第8条 本会の役員の任期は2年とする。但し再任を妨げない。
(役員の任務)
第9条 本会の役員の任務は、次のとおりとする。
(1)会長は、本会を代表し、会務を総括する。
(2)副会長は、会長を補佐し、会長に事故あるときは、会長の職務を代行する。
(3)理事は、本会の会務を協議し, 会務の円滑な執行に努める。
(4)事務局長は、会長の命を受け事務を処理する。
(5)監事は、本会の会務を監査する。
(顧問・参与)
第10条 本会に、顧問・参与を置くことができる。
2 顧問・参与の委嘱については、理事会に諮り会長が決定する。
3 顧問は、会長の諮問に応じて意見を述べる。
4 参与は、各会議に出席して意見を述べる。
(会議)
第11条 本会の会議は、定期総会・臨時総会・理事会・事務局会議とする。
(1)定期総会は毎年度当初開催し、予算・決算・事業計画・事業報告および役員の選挙並びに会則の変更、その他重要事項について協議し決定する。
(2)臨時総会は、会長が必要と認めた場合に開催することができる。
(3)理事会は、必要の都度開催し、各種議案について協議し、事業を執行する。
(4)事務局会議は、会長・副会長・事務局長・参与をもって構成し、本会の円滑な運営を行うための素案づくり、緊急案件の対応をする。
(意見の具申)
第12条 会員は、本会発展のため建設的な意見および希望を理事会に申し出ることができる。
(経費)
第13条 本会の経費は、会費・寄付金・事業収入およびその他の収入をもってこれにあてる。
(会計年度)
第14条 本会の会計年度は、毎年4月1日から翌年3月31日までとする。
(事由の変更)
第15条 会員が、 住所、氏名またはその他の事項に変更を生じた場合は、速やかに事務局に通知するものとする。
(退会)
第16条 会員として適切でないと認められる会員については、理事会の議決により退会させることができる。
(会則等)
第17条 本会の会則施行および運用について必要な事項は、理事会の議決を得て別に定める。
(設立年月日)
第18条 本会の設立年月日は、昭和45年10月4日とする。
附則
本会則は、令和3年度総会において議決を得た日から施行する。
沿革
昭和45年10月4日施行
昭和47年10月8日一部改正
昭和48年11月11日一部改正
昭和49年11月17日一部改正
昭和51年10月10日一部改正
昭和53年11月25日一部改正
昭和56年12月15日一部改正
平成元年3月31日一部改正
平成8年11月17日一部改正
平成12年5月6日一部改正
平成16年4月10日一部改正
平成18年5月6日一部改正
平成21年5月30日一部改正
令和3年5月31日一部改正