「(仮称)総合ミュージアム(たたき台)を見て感じたこと~丸藤目線より~」をテーマに、2024年2月例会を実施しました
「(仮称)総合ミュ-ジアムの整備にあたっての基本的な考え方(たたき台)」を考えるため、「(仮称)総合ミュ-ジアム(たたき台)を見て感じたこと~丸藤目線より~」をテーマにした月例会を、2月17日(土)函館市地域交流まちづくりセンタ-会議室で実施し、会員10名が参加しました。
一般社団法人みなみ北海道地域づくりサポートセンター 代表理事 丸藤 競さんに講演していただきました。
丸藤さんは、下記の評価視点(希望その1~4)を概説した上で、次のように述べられました。
- 最終的に構築したい総合ミュ-ジアム(ロジックモデルの最終アウトカム)が共有されていない段階ですが、パブリックコメントの大半が活動(ロジックモデルのアクティビティ)の視点からの意見でした。これでは「(仮称)総合ミュ-ジアム」をまとめるのは至難の業です。
- ロジックモデルのインプット側(アクティビティ)から考えていくと、失敗する可能性が大きくなります。先ずは最終アウトカムを市民総意でまとめることが必要です。
評価視点
- 希望その1:実現に向けては、AAR※1+ロジックモデル※2
- 希望その2:「子ども、高齢者、障害者など全ての人に配慮して楽しめる」+「子ども、高齢者、障害者など全ての人が活躍できる」
- 希望その3:「豊かな学びや体験の場を提供」+「対話と共感が生まれる場」
- 希望その4:頭も、心も、柔らかくして。
※1:AARサイクル:ある程度の見通しが立ったら、まずはやってみて、修正・改善を繰り返し、少しずつ完成に近づけていく課題解決のサイクル。
Anticipation(見通し)、Action(行動)、Reflection(振り返り)
※2:ロジックモデル:事業や組織が最終的に目指す変化・効果(アウトカム)の実現に向けた道筋を体系的に図示化したもので、事業の設計図に例えられます。どのような道筋で目的を達成しようとしているのかの仮説を示したもの、ないし戦略を示したもの。
作成の原則は、事業により最終的に達成したい状況(最終アウトカム)の検討からはじめること。
インプット(ヒト・モノ・カネ)⇒活動⇒アウトプット(モノ・サービス)⇒アウトカム(変化・効果)
丸藤さんの講話の後、「学びや体験の場&対話と共感が生まれる場」を論点の中心に会員同士で意見交換を行いました。