【2024/6/8】「五稜郭タワー 函館文化発見企画 ・ 函館市中央図書館 郷土の歴史講座」のお知らせ

※市立函館博物館友の会会員の「五稜郭タワー」から情報提供がありましたのでお知らせいたします。

在野の研究者・実践者、著述家・作家などによる地道な取組み・研究の成果を地域の知的資産として捉え、これを広く市民に紹介し、市民とともに学び、道南地域の歴史や文化に対する認識を深めることを目的とする事業です。

2022年に函館市教育委員会によって実施された特別史跡五稜郭跡の石垣保存修理工事において、石垣内部への浸水を防ぐ「刃金板」の遺構が発見され、幕末の優れた土木・石垣構築技術の一端が確認されました。その一方で、去る2月には南東側の堀の石垣が崩落するなど、文化財保存の観点からも憂慮すべき状態が発生しています。
そこで、五稜郭が箱館奉行所として開庁した元治元年(1864)から160年を経た今年、函館市の貴重な文化財である五稜郭の築造に関わる石垣技術とその現状について紹介して頂き、改めて特別史跡としての五稜郭について考える契機と致します。また、講演会終了後、五稜郭内の「兵糧庫」内に保存されている「刃金板」を公開致します。

五稜郭タワー 函館文化発見企画 ・ 函館市中央図書館 郷土の歴史講座

  • 日時
    2024年6月8日(土)14時から15時半(開場13時半)
  • 会場
    函館市中央図書館(函館市五稜郭町26番1号) 視聴覚ホール
  • 講師
    東北芸術工科大学 文化財保存修復研究センター
    センター長・教授 北野博司 氏
  • 演題
    「五稜郭の石垣技術の特徴と保存管理の現状」
  • 定員
    150名(当日会場で受付、申込不要、先着順)
  • 参加無料

主 催

五稜郭タワー株式会社
函館市中央図書館 指定管理者 図書館流通センター・マルエイヘルシーサービスセンター共同事業体

後 援

道南ブロック博物館施設等連絡協議会、北海道新聞函館支社、函館新聞社

協 力

箱館奉行所 指定管理者 名美興業株式会社

問合せ

五稜郭タワー株式会社
電話/0138-51-4785 担当/企画室(木村)

参考

講師 北野 博司(きたの ひろし)氏

1959年 石川県生まれ。富山大学人文学部卒業。
石川県立埋蔵文化財センター、石川県教育委員会事務局を経て、2000年から東北芸術工科大学芸術学部芸術学部。現在は同大学芸術学部歴史遺産学科教授。専門は考古学・文化財マネジメント。主な研究テーマは窯業史、近世城郭の石垣技術。五稜郭をはじめ、熊本城跡、金沢城跡、仙台城跡、佐渡金銀山遺跡など、全国30か所
余りの史跡整備の指導に当たる。2024年4月に東北芸術工科大学 文化財保存修復研究センター長に就任予定。

主要著書・論文
  • 「公儀普請の採石活動と組織-大坂城石垣石丁場跡小豆島石丁場跡における採石作業の復元
  • 「徳川期大坂城南外堀普請の計画とその経過」
  • 「山形県遺跡保存の現状と課題」
  • 「史跡羽州街道楢下宿金山越文化財分布調査」
  • 「史跡大坂城石垣石丁場跡分布調査報告」
  • 「タイ東北部における土器製作者の移住と技術伝播」、他
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