「あなたにとって『博物館』て、何ですか?」をテーマに2024年9月例会を実施しました
「(仮称)総合ミュ-ジアムの整備」を考えるため、「あなたにとって『博物館』て、何ですか?」をテーマにした月例会を、9月21日(土)函館市地域交流まちづくりセンター会議室で実施し、会員10名が参加しました。
考古学がご専門で市立函館博物館の館長や函館市中央図書館の館長などを歴任された長谷部一弘さんに講演していただきました。
講演は、「ひと」、「もの」、「情報」、「地域」や「そして夢」をキーワ-ドに、下記に示す五つのサブタイルで行われました。
長谷部さんは、これからの博物館が函館の街の中でどう活かされていくのかなどをねらいとした「はこだて博物史 街と歩んだ函館博物館の120年(*1)」に関して話をされるとともに、函館は歴史・文化・自然・人材の宝庫であり「変わらないものを守り(次世代に)伝えていく責務がわれわれにはあると強調されていました。
また、博物館は、「ひと」と「情報」をむすびつけ、時代を紡ぎ世代を繋ぐタイムマシンとして講話を結ばれました。
*1:2002年(平成14)市立函館博物館特別企画展
五つのサブタイル
- 市立函館博物館の歩み
- 地域と歩む博物館
- 時をかける博物館(船を編むが如く)
- 時代とともに変容する博物館法
- あなたは、博物館に何を託しますか?
長谷部さんの講演の後、(仮称)総合ミュージアムの整備に向けて、博物館の現状と課題や博物館の役割の再考と整理などについて、意見交換を会員同士で行いました。