市立函館博物館友の会 令和7年度 博物館事業協力講座「旧函館博物館一号公開」において、受付業務などで協力しました
市立函館博物館講座「旧函館博物館一号公開」は、5月25日(日)10時から15時に開催され、会員4名が受付・案内業務で協力しました。講座の開催概要を共有します。
公開の開催趣旨と展示資料
北海道指定有形文化財の旧函館博物館一号(*)は、開拓使函館仮博物場が明治12年(1879年)5月25日に開場したことを記念して、市民や観光客にその重要性・魅力を周知するなどを目的に公開されました。
同一号の内部では。「開拓使仮博物場から博物館の歴史(パネル)」、「福士成豊関係資料(鳥類標本箱)」、「ブラキストン関係資料(伝・ブラキストン愛用の銃)」、「函館公園のいまとむかし(写真パネル)と森武寅雄の植物標本(パネル・映像)が公開されていました。
*旧函館博物館一号の概要(文化庁運営の文化遺産オンラインより)
- 開拓使の御雇教師頭取兼開拓顧問ホーレス・ケプロンの建言(大学、博物館、図書館の必要性)を受けた開拓使が、明治12年5月25日・函館公園内に開拓使函館仮博物場を開場。これは、明治8年の東京博物館の開設などとともに日本における地方博物館誕生の先駆け。
- 建物は、博物場本体と管理人室、研究室が廊下で結ばれ中庭が設けられていましたが、現在は博物場本体のみが残り・日本で現存する最古の洋風木造建築の博物館として知られています。

受付業務を通して感じたこと
公開日は、雨模様で肌寒いこともあれ、前回より訪れる人は少なかったものの、幅広い年代の方が来館され熱心に建物や展示品に見入っていました。
旧函館博物館一号の重要性・魅力などをさらに伝えるため、友の会として来館者目線に立った当日だけでなく準備業務にも協力する必要性を感じました。