「博物館と観光」をテーマに、2023年11月例会を実施しました

「(仮称)総合ミュージアムの整備にあたっての基本的な考え方(たたき台)」を考えるため、「博物館と観光」をテーマにした月例会を、11月22日(水)に北海道教育大学函館校で実施しました。会員10名、北海道教育大学函館校の学生6名が参加しました。

話題提供してくださったのは、函館市役所在職時代に函館市縄文文化交流センターを担当された山崎恒男さんと、五稜郭タワー企画室長の木村朋希さん(学芸員)です。

山崎さんは、函館市縄文文化交流センターの「コンセプト作り」と「基本設計のプロポーザル」の経験を踏まえて、「(仮称)総合ミュージアム」整備にあたっては、「基本設計に時間とお金をかけるとともに、社会教育施設とはいえ観光とは切り離せないことから、交通体系と一体となった『総合ミュージアム』とすることをが望ましい」と発言されました。

五稜郭タワーの木村さんは、観光の目的地となるための手段として「ミュージアム自体の魅力だけでなく『目玉』となる展示物・収蔵資料の公開、話題性のある展覧会・事業を実施すること」を案として挙げました。
また、改正された「文化観光推進法」と「博物館法」にも触れ、「文化と観光の共生の視点を重視して、多様化する博物館の役割や社会の期待に応えていくため、付加価値がついた『稼げる博物館』を」というキーワードも挙げていただきました。

話題提供の後には、会員同士で意見交換を活発に行いました。

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