学生による発表「これからの博物館」と「新たな函館ミュ-ジアム」をテーマに、2024年1月例会を実施しました

「(仮称)総合ミュ-ジアムの整備にあたっての基本的な考え方(たたき台)」を考えるため、昨年は3回(10・11・12月)例会を実施しました。
1月例会では前述の例会に参加した学生による発表を、1月17日(水)に北海道教育大学函館校で実施しました。会員7名と同校の学生6名が参加しました。

「地域文化実践論」を受講している2年生が2つの班に分かれ、1班「これからの博物館」、2班「新たな函館ミュ-ジアム」をテーマに発表しました。

1班は、博物館の課題(「静かすぎる博物館」、「宣伝方法を工夫すべき」や「将来の世代に有益でない(SDGs等)」など)7点をあげ、博物館見学やこれまでの講演でSDGsの観点がなかったことから課題「将来の世代に有益でない」に絞り、SDGsの目標(*)に係る解決策を発表しました。

*SDGsの目標:4. 質の高い教育をみんなに、7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに、11. 住み続けられるまちづくりをなど

まとめでは「SDGsは、持続可能な博物館をつくっていく上で大事なことがたくさんある」、「観光客はもちろん市民が足を運びたいと思ってもらえる博物館にすることが大切」等と発言されていました。

2班は、学生目線で感じた課題(「もういちど行きたいと思えない」、「函館らしさがない」、「良さを共有できない」)をあげ、各課題についてコンセプトを明確にし、解決に向けてのソリュ-ションを発表しました。

「もういちど行きたいと思えない」という課題では、「市民の暮らしと密接な博物館」というコンセプトで、「博物館は学びの場(現状、函館の博物館は、収集・展示がメイン)。しかし、近年博物館の役割が多様化しており、求められているのは学びの場+α」がソリュ-ションであると発表していました。

全体をとおして、博物館は函館に欠かせないような公共施設であると市民が思えることが重要と発言されていました。

学生の発表の後には、学生と会員同士で活発な意見交換を行いました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!